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2008年 03月 11日
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by hereiamai
| 2008-03-11 23:34
| Design
2008年 03月 05日
今日は24節季の啓蟄。それなのに、とても寒い一日。とても虫さんが動きだすほど温んだとは思えないが、そろそろ桜のことなど思いを馳せる時期でもある。
+++++++++++++ 私より10歳も年下の友人から電話がかかってきた。 たった一つのひらめきと、手先の器用と、その思いを成し遂げる情熱と執念?で、空気を動かしてしまうような作品を作り上げるような彼女の口からは、殆ど作品や仕事について悩み(+動物への愛)しか出てこないので、思った意見を曲げずにのべたり、いいあったりするのが常だが、今回はプラスα、どうやらその人はようやく恋をしているようだった。 しかし、どうやら話を聞いていると、その恋の相手は大事な部分が欠落しているらしい。人へのある方面での気遣いは日本人離れしてぽっかりと空いた自分の折れそうな心に入り込む程優しい。でも、いざ肝心な所はぼかして逃げてしまうのだという。 それを聞いたとき、鷺沢萠が書いたエッセイか、私小説かで、 「お父さんはちくわなのよ」 と娘の一人がふと吐き捨てたシーンがあったことを思い出した。 その父親は、ベストセラーの百科事典を出版するほどの出版社を興した社長であったが、あるとき会社は倒産し、家族のこともそこそこに、必死でかばった社員や最期の砦でを任せた友人からも身ぐるみはがされ、裏切られるし打ちにあう。そのとき、その父親のことを、娘が表現したことばがそれである。 そんなことをふと思い出した。 「彼はちくわなんだよ。」 「そうなの。ちくわなの。中心がないんだ。」 「明日も早いのだから、もう寝るよ」 「おやすみ」 そういったころには、深夜24時をとっくにまわっていた。 私はすぐにお風呂に入って、寝床へ潜り込んだが、彼女はもう少し眠れない時間を過ごすのだろうか。いや、私より早く寝ていることは間違いない。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 結局、鷺沢萠の父親は、皆が自殺かと思う程あっさりと路上で心臓発作で亡くなっている所を発見され、借金はその保険金で清算されたという最期を遂げた。 そして、彼女自身は、2004年、彼女の若き日の作品である「葉桜の日」にはまだ少し早いであろう春の日に自殺している。 もうあと少しで、またその季節がやってくる。 #
by hereiamai
| 2008-03-05 23:15
| Diary
2008年 03月 03日
早朝出かけたのは、鉱山で有名な街、神岡町にあるスキー場。
山の天気はころころと変わったが、殆ど吹雪きで、外気にさらされた肌は、すぐにも凍てついて、今でも鼻の頭はぼろぼろとしている。 1m先も見えない中、雪の降る音以外何も聞こえてこない世界に、神経を張り巡らせながら身を任せてみる。 時折雪が止んで、陽が顔をのぞかせることもあって、陽の光をいとおしく感じながら、またすぐに機嫌を変える雪山と空のことはそのうちおかまいなしに、何度も滑り降りるうちに体があたたまってきた。 しかし、長年雪山から遠ざかっていたせいもあり、からだが温まってきたと同時に、脚の力が持たなくなって、降り積もったばかりの雪の中に倒れ込む。天を仰いでいると、頭の隅まで白くなっていって、しばしそこに留まるしかなくなる。そんなとき、不意に遠くで私を呼ぶ声がした。 体が冷たくならないうちに、なんとか滑り降りて、温泉へそそくさと向かった。 #
by hereiamai
| 2008-03-03 22:55
| Travel
2008年 03月 02日
2008年 02月 29日
雪が見たくなったのと、遠く離れてしまってなかなか会えない友人に会いに、高山へ。
名古屋発のバスに早朝乗り込んだ時は、まだ青空だったような気もしたが、ひるがのを越えたあたりから、激しく雪が降り出した。いよいよ、あの空気と景色に会えるのかと思うと、心が高鳴った。 本当は時間があれば、青森や岩手など、まだ見ぬ東北の雪の村に訪れたいとも思っているが、とにかくとにかく、冷たくて凍えそうな空気の中に身を置きたくなった。。。。吹雪にしばし唖然となりながらも、これが見たくてきたのだから、この嵐に困らされている雪国の人には申し訳ないけれど、私にとっては幸運としかいいようがない。 その日の夜は、今年一番の積雪があったので、お世話になった家の雪かきを手伝った。すでに、毎週滑りに京都から帰省している友人の妹が雪かきをしていたが、どんどん雪は降り続くから、いくらでも雪かきできる。隣の家も、その隣の家も、雪かきはバァとジィだけど、私よりもずっとしっかりとした足取りで雪をかいている。だれもおしゃべりなどすることなく、ただ黙々と闇の中雪をかく。 次の日は早朝から山へ行くので、10時には雪かきを終わらせ、あたためてもらった布団の中に潜り込んだ。 #
by hereiamai
| 2008-02-29 21:41
| Travel
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